A PRIVATE KYOTO TRAVELOGUEは、ごく“私的”な目線によって作られた本です。掲載寺院のデータ情報を最小限に抑え、ある意味で作り手のエゴを全ページに掲載しています。観光情報誌に掲載される王道のアピールポイントではなく、写真家の「ここがいい」と感じた構図と、ライターの「こう思った」という散文と、デザイナーの「これが素敵だ」と生まれたレイアウトで構成されています。ガイドブックとしてではなく、個人的な京都の旅行記として眺めてください。もしその中から、新しい京都の魅力を発見していただけたら、これほど嬉しいことはありません。